一度は考える転職という選択肢
情熱を持って理学療法士になったあの頃は、転職など考えず
ただがむしゃらに臨床に明け暮れてました。
まだ知らぬ知識を得ながら、色々な疾患の特性を学び
理学療法士の仕事に信念をもって打ち込む日々。
しかし、結婚や家庭を持っていくと
仕事への情熱より家庭の時間が優先度が高くなってきます。
ライフステージの変化により、より高い収入を得たいという気持ちは
至極当然のことです。
現在の収入に不満や不安がある場合
転職という選択肢が見えてきます。
転職を考える事例(体験談その1~3)
その1:ライフステージの変化
結婚後に子供が生まれ、家庭を持つようになると家計には敏感になるものです。
- 居住費:家賃や家のローン
- 教育費:公立、私立では天地の差
- 光熱費:家族が増えれば、必然と増加する
- 食費:家族が増えれば出費がかさむ
- 通信費:就学した子供を持つと馬鹿にならない
簡単にまとめても一人暮らしの時以上の出費がかかります。
共働き世帯であれば、2馬力で収入源が得られますが、家庭の仕事も両立しなければならないため、結構大変なもの。
今の生活をもっと豊かにしたい
もう少し収入が上がれば〇〇できるのに
と思うPT(OT,STのリハビリ職員)が多いのが実情です。
決して、結婚や家庭を持つことが悪いという考えではありませんが、
家庭を持つ以上、家庭の支出に目を向けると収入の改善ができるが検討してしまうのが自然でしょう。
その2:給与(年収)が上がりにくい
理学療法士の年収は決して高いものではなく、一般大学を卒業し企業へ就職したサラリーマンよりも低い可能性が高いです。
さらには、高校卒業後に就職した人の方が、理学療法士の養成校にかかった費用を踏まえても
年収が高くなる確率が高いです。
実際のデータでは、PTの平均年収は420万(平均33歳)とのことで、
収入の推移としても50歳代で500万円ほど。
高い専門知識と技術を得たとしても、給与には直結しない可能性があり
収入UPの道は、管理職として働くことが一般的でしょう。
管理業務と臨床業務を両立し、役職の手当が割に合わないという職場も多いのではないでしょうか。
その3:職場環境の劣悪さ(残業や人間関係)
一番重要な要素かもしれませんが、職場環境が劣悪であれば仕事へ行くモチベーションや継続して勤務することはできません。
- 過剰な残業(サービス残業を含む)
- 話の通じない人がいる
- やばい上司がいる
人により様々ですが、自分が快く働ける環境に身を投じることがBESTです。
自分を事例に挙げると、
頼まれれば、なんでもやりますよ。
というスタンスはNGでした。
あえて誰でもできるような業務、やらなくてもよい雑務を任され、いい駒として利用されてしまいます。
また、人間関係では
直属の上司と馬が合わない、明らかなハラスメントなどがあるが部署には情報が共有されていないという事例がありました。
・必要以上に書類の直しを強要する
・個別にLINEなどでハラスメントまがいな事を送ってくる
こんな上司(人間性を疑う人)がいる環境では、YESマンは生きていけず、精神的にまいってしまいました。
自分事ですが、こんなことがあったため、転職を考えるきっかけとなりました。
内部の職場環境を変えることは難しく、変えるまでには時間がかかります。
変化に期待する前に、こちらから職場を変えることを選択肢として考えましょう。
その4:新たな分野で活躍をしてみたい場合
ポジティブな転職としては、
臨床経験をもっと積みたい
介護分野に携わってみたい
など現状の職場では経験できないものを得ようとするために、転職を考えるパターンです。
資格の取得にあたっては、医療機関によって取得できない資格もあるため、
転職をすることで、新たな資格を取得できるチャンスが生まれてきます。
PTとして情熱が燃え滾っている方に多く、若いリハ職に多いでしょう。
30代PTが転職を決める要因は?
もっとも重要なのはやはり給与面です。
30代PTとして働くにあたり、家庭の安定を考えると、今の職場で給与が変化しないまま働いても
収入が上がることに期待はできない。
となれば、やはり転職で給与が上がる可能性に期待してみましょう。
転職活動では、
- 自分の経験年数と給与が見合っているか
- 他の医療機関の給与はいくらなのか
- 自分の市場価値を客観的に知ることができる
以上が見えてきます。
「井の中の蛙」というわけではありませんが、客観的な相場を把握する上でも転職活動は新たな視野が生まれるいい機会となるでしょう。
転職をするなら早めの行動が良い
転職活動では、複数の情報サイトを利用することをオススメします。
私の場合、4~5個程度のサイトに登録し
新たな求人が出た場合、その都度メールで情報を得られるようにしていました。
アンテナは高く情報を集めて、有利な転職活動にしてください。
以上となります。
転職を考えるリハ職の方の参考になれば嬉しいです。最後までありがとうございました。
コメント