若い世代では、転職を考えやすい時期
医療に携わる人間で、一度は考えるであろう『転職』というイベント。
20代であれば、志し高く入職したが
こんな病院だったなんて、思ってたより違ってた。
残業が多すぎる。
人間関係が悪くて働きづらいなぁ。
だなんて、入職して後悔しやすい年代です。
30代であれば
昇給が少ない。
中間管理職で業務量が増えた気がする
子育てとの両立が難しくなってきた。
体への負担を減らしたい。
など、30代では一定の経験年数があるため、業務量が増える傾向にあります。
また、ライフステージの移り変わりでプライベートとの両立が難しくなるケースも出てきます。
こういう状態になったときに、「転職」という概念が生まれやすいです。
以下では、自身の転職活動の経験を踏まえて5ステップで解説していきます。
ステップ1:転職の動機を明確に・転職の時期を決定する
転職活動をする上で、一番大事なことは転職の動機を明らかにすることです。
転職活動をしていると、求人数の多さに惑わされがちです。
給与が高い分、残業が少ない、休暇が取りやすい、福利厚生がよいなど情報量が多く
紹介される求人はどこも今の職場よりも、よく見えてしまいやすいです。
自分がなぜ転職を考えているのかという軸を決めて優先度をつけて転職活動を行いましょう。
転職する際には、しっかりとした目的を持ちましょう。
給与UP、研修制度、休日数など優先度は人によって様々です。
転職の時期に関しても、おおよその時期を明らかにしておきましょう。
中途半端な時期での転職では、賞与を満額受け取れないだなんてこともあるかもしれません。
どうせ転職するなら賞与がもらえた後にキレイに退職したいですから、
転職のタイミングは現職の制度を確認し冷静に考える必要があります。
ステップ2:転職サイト・求人サイトに登録し求人を探す
ありがちなのは、知人の紹介などで転職をすること。
情報としては生の情報ですが、給与面や詳細な雇用条件などに関しては不透明となりやすいです。
また、その知人が優遇されている場合もあり、自身を同等に雇用してくれるとは限りません。
紹介による転職を否定しているわけではありませんが、その場合は以下に注意しましょう。
公平な雇用条件で透明性のある求人を探すためには転職サイトを利用することが望ましいでしょう。
医療職の転職活動では、医療職に特化した求人サイトがあります。
また複数のサイトに登録し求人を比較しましょう。
求人サイトによっては扱う求人が異なりますし、登録しておくと非公開の求人情報ももらえます。
さらに、サイトによっては転職エージェントとの面談(電話やメール、LINEなど)で詳細に相談することができます。
経験談では、転職エージェントとの面談で以下の事を確認されました。
など、電話での面談で聞かれました。
自分の希望に合った求人を探してくれて、電話やメールなどで電子データで求人情報を提供してくれるので、とても転職活動がスムーズでした。
余談ですが
途中自分の愚痴などを話してしまいましたが、快く話を聞いてもらえました(笑)。
ステップ3:気になる求人を見つけたら面接のアポイントメントをとる
求人がみつかったら、面接の日取りを決めるため先方との連絡を取りましょう。
転職サイトによってはサイト上でのやり取りで日程決めることができます。
また、エージェントがいる場合は、仲介役として日程調整をしてくれます。
複数の求人にアポイントメントをとる場合は、スケジュール調整に注意しましょう。
予定が重なったり、無理な時間調整(移動時間など)は避け余裕をもったスケジュールを立てましょう。
こちらの記事も参考にしてみてください。
実際使ってみて使いやすかった転職サイトでした。
ステップ4:面接対策をする
面接では、面接官(事務長や人事担当者、自分の分野の責任者など)からの質問攻めが待っています。
面接でよく聞かれる例を紹介しますが、あくまで一例ですので参考までに。
以上のことが聞かれやすいので、
事前に情報収集、返答ができるように準備をしておきましょう。
転職エージェントなら、その求人先の聞かれやすい質問も聞けるので、利用すると便利です。
また、履歴書や職務経歴書のフォーマットをメールで添付してくれますし、
添削も行ってくれるので、提出書類の不備も見つけられやすいです。
第一印象は重要ですので、スムーズに答えられるように
事前に聞かれそうな事は準備しておきましょう。
ステップ5:転職先を決定する
無事面接を終えた後は、内定が出るのを待ちます。
だいたい1週間で審査が終わる傾向にあります。内定の返答には、1週間くらいがよいとされています。
転職先を決定するにあたって注意点があります。
2つのパターンが想定されます。
- 働きながら就職先を探すパターン
- 退職した後に就職先を探すパターン
注意したいパターンは「1.働きながら就職先を探すパターン」です。
解説していきます。
働きながら転職活動を行うと、休みの日に面接を行う必要があります。
2つ以上の求人先の面接を受けようとすると、先方の都合もあり1~2週間のズレが生じやすいです。
この場合、内定をもらったあともう1つの求人先の内定通知が来ない前に
返答しなければならないということになります。
つまり転職先を比べる場合、面接を行う日取りは極力近い方が比較しやすいということです。
しかし、内定通知を貰えるタイミングは面接先によるため、
事実上比較することは難しいかもしれません。
【体験談】
同時進行で1つ目の面接を受けてから、2つ目の面接の日程を調整しましたが、
1つ目の返答期限後に2つ目の面接の日程が先方より提示ありました。
1つ目の求人との比較をしたかったですが、現状の職場より良い求人であったため
結果として1つ目の面接先に決定し、2つ目の面接先は辞退しました。
この際も、転職エージェントとの話し合いをして最終決定しました。
働きながらの転職活動は、休日返上となるため
2つ以上の転職活動はめちゃめちゃ大変でした。
複数の転職先の給与交渉の比較は、現実的でなかったです。(´Д` )
転職活動のメリット
「転職」は決してメリットだけではありません。
転職した結果、給与が下がる可能性がある、人間関係がギスギスしているなど求人サイトや
転職エージェントも知らない情報もあります。
聞ける雰囲気であれば、
当たり障りのない範囲で柔らかく聞いてみましょう。
雰囲気を察するのは難しいですが、転職先の情報を提示できないと
離職につながるため、雇用側も慎重であるはずです。
怖がらずに聞いてみましょう。
しかし、「転職活動」に関しては、ノーリスクで自分の市場価値や業界の平均給与など知る機会になります。
20代~30代では、新卒から今の職場だけで働いている方が多い傾向ですが、
転職活動をして自分の市場価値を知ることで、
「自分の職場がやっぱりいいな」とか、「自分は平均よりも低い所で働いているのか」と客観的に
見れるメリットがあります。
まとめ
医療職の転職サイトには、転職エージェントがいるため利用することで
スムーズに転職活動、対策がとれます。
転職活動で今の自分の市場価値や平均給与はどのくらいなのかを知り
有利に転職先を決めてください。
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