苦労して手に入れた理学療法士は立派な国家資格です。
しかし、高い大学費用、教材、実習費用などを払ってきたのに対して
PTって給与が………少ない(;゚Д゚)
と思う新人PTは多いでしょう。
実際の理学療法士の平均給与はいったいどのくらいでしょうか?
年代別のPTの平均年収は?
勤続年数が増えればその分給与が上昇しやすいですが、自身の病院や企業の昇給率も視野に入れながら平均給与をみて行きましょう。
年齢 | 男性給与(万) | 女性給与(万) |
20~24 | 319.6 | 309.1 |
25~29 | 371.7 | 364.1 |
30~34 | 403.2 | 378.4 |
35~39 | 429.3 | 412.1 |
40~44 | 467.5 | 440.0 |
45~49 | 480.0 | 475.1 |
50~54 | 561.2 | 526.2 |
55~59 | 518.6 | 456.5 |
男女間で比較をすると、男性の方が年収が多い傾向にあります。
年代別でみると、50代で500万円が目指せる一つの指標になります。
問題は50代から先については、現場で肉体労働で働けるかという点が疑念となります。
50代で年収はピークとなる傾向です。
情熱で働けるほど、そんなに給与は高くない
では、一般的なサラリーマンとの年収比較をしてみます。
結論から言うと、圧倒的にPTという仕事はコスパがよくありません。
初任給はPTの方が高い傾向にありますが、
サラリーマンの方が尻上がりに年収が増えていく傾向があります。
これを見てPTとして働いていくと考えると、
年齢を重ねて家庭を持ち、子供の養育費などがかかるのに対して給与があまり増えないし、
生活は他の家庭と比べると苦しくなる可能性がうかがえます。
もちろん職場の業績などで左右される可能性はありますが、
一般的にみてPTは一般サラリーマンと比べて年収は高くないということを再認識するべきでしょう。
高い学費で専門学校や大学を卒業しても
高卒で働いている同じ年代より年収は劣っているかもしれません。
PTは国家資格保有者ですので、資格面では強みがありますが給与が見合うわけではありません。
50代で年収はピークとなる傾向です。
国家資格だから高給与でないので、ここで再確認しましょう。
転職で年収をアップさせていく
1つの勤務先で年収を上げていくためには、勤続年数や役職者としての手当で給与をアップさせていくしかありません。
しかし、年齢別の平均給与を見ても劇的に変わることもなく、
ましてや責任と重圧がかかりながら労働をしなければなりません。
また、長年居座っても希望の通りに給与が上がっていく保証もありません。
この状況を打破するためには、
「転職」で解決されます。
私の経験も踏まえてですが、
あなたという人材を欲しい企業や病院は他にもあり、
求人ごとに給与も異なる
ということを知る必要があります。
求人先で給与や欲しい人材も変わってきますので、まずは情報収集をして
自分の市場価値を確認してみましょう。
職場からは著しい昇給などは基本的に無いものと考えるべきです。
給与を上げたければ転職一択でしょう。
理学療法士のおすすめ求人サイト
求人サイトに登録することで、非公開求人も紹介されます。
非公開求人は、高給与の可能性もあるので
情報の取りこぼしがない様に、
無料の転職サイトに登録することをおすすめします。
独身者なら文句なく働けるが・・・
独身者であれば、年収としては1人で生活は十分成り立つ年収ではあります。
情熱で働ける理学療法士で生涯独身で構わないという人には、
転職しなくとも働き続けることが出来るでしょう。
しかし、他業界と比べれば医療業界では年収は低いため、生活が豊かになるには時間がかかります。
やはり年収を基準に考えれば、転職を考える事が近道でしょう。
転職活動で年収アップを試みる
現状の年収に満足いかないと感じやすい年代は
20~30代でライフステージが移り変わり支出が多くなる傾向にあります。
現職の給与に満足しない場合、転職活動で自身の市場価値を見てみましょう。
住んでいる地域、働いている地域の求人を見て平均給与を知ったうえで
現職に留まるか、転職するかを判断してもよいでしょう。
転職活動自体はノーリスクです。
自分の市場価値を知り、適正な給与を貰えるかを検討してみてはいかがでしょうか。
情報収集は重要です。
他職場の給与水準と現職を見比べてみましょう。
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