複利の歴史
複利という言葉は、資産形成の世界では基本となりますが、実は昔からあった仕組みである事はあまり知られてないんじゃないでしょうか…
この人物を知らない人はいないんじゃないでしょうか。この人物こそ20世紀の有名な物理学者、アインシュタイン。
彼は、複利を「人類最大の発明」と呼んだのです。資本主義社会の最中、金融の力が社会を成長させている事に、それほどまでに驚いたのでしょう。それだけ、複利の力はパワフルなのです。
複利ってなに?
資産運用をするにあたり、避けては通れない言葉として「複利」という言葉。簡単に言うと、元金に対して、〇%の利息がついて、元金+「利息で得た金額」を運用すると、更に利息がつくと言うものになります。つまり、雪だるま式に資金が膨れ上がってくるっと言うわけですね。
似た言葉では「単利」と呼ばれるものがあります。100万円に対し年1%の利息が付くとして1年で1万円プラスになるものですが、次年度も同じ1万円の利息がつくことになります。毎年1万円もらうという事です。
では、どちらの方がお金は増えやすいでしょうか?ここまでの話の流れだと、複利である事は間違いありません。では、実際の運用の違いを見てみましょう。
「単利」VS「複利」
では実際に運用したとしてシミュレーションしてみましょう。
元金100万円を年利3%で運用したとして、単利と複利では100万円はどのように変わるでしょうか?
単利運用 | 複利運用 | 単利と複利の差 | |
5年 | 115万円 | 115万9274円 | 9274円 |
10年 | 130万円 | 134万3916円 | 4万3916円 |
15年 | 145万円 | 155万7967円 | 10万7967円 |
20年 | 160万円 | 180万6110円 | 20万6110円 |
25年 | 175万円 | 209万3777円 | 34万3777円 |
30年 | 190万円 | 242万7262 | 52万7262円 |
長期的な運用で見た時の差は歴然ですね。15年では約10万円の差、20年では約20万円差と長期運用していくほど、複利運用の方が資産が増加していることがわかります。圧倒的に複利が勝利します。
複利運用の王道、つみたてNISA
以上より複利の力が、どんなものかわかったかと思います。資金面で将来の不安がある人に関しては、銀行預金でコツコツ貯金してもOKです。しかし、資産運用として考えると、銀行預金では平均で年利0.001%程度で、100万円預けていても1年で1000円しか増えていない状態です。
つみたてNISAであれば、少なくとも預金以上の運用が可能です。つみたてNISAは国が厳選した運用会社で運用可能であり、利息を再投資する複利運用が可能なものです。さらに、つみたてNISAでは運用した得た利益は非課税のため、通常は税引きされるものが、まるまる利益となるありがたい制度になります。
生活の防衛資金(いざという時の資金)は預金に残し、残りの資金は投資に回すことで将来の不安の対策として、つみたてNISAなどの資産運用を行っていきたいものですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
祐(-ω-)/
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