安定した高配当株式に投資するため必要なポイント3選。高配当株も紹介。

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女性がグラフを指しながら解説している写真

高配当銘柄の主な選定条件

自分が投資をする銘柄の選定方法を紹介します。

主なデータとしては以下を参考にして買付の判断をしています。

  • 配当利回りが3%〜4%である
  • 減配・無配の少ない(無い)企業であるということ
  • 自己資本比率が40%以上であること
ゆう
ゆう

私の買い付ける主な銘柄の条件です。

参考程度にして頂ければと思います。

まだまだ投資経験としては、未熟でありますが自分なりの意見となります。

You TubeやSNSを活用しながら、照らし合わせてみても似たような銘柄もありましたので、

銘柄紹介をしていきます。

1.なぜ利回り3%〜4%なのか?

配当利回りについては、高配当投資をする上で非常に重視すべきポイントです。

高配当株式に投資をすることで、高い配当金が得られるため、

一般的には高利回りの株式は、すごく魅力的に見えてしまいます。

しかし、あまりにも高い高配当であるが故に脆さもあり

高配当であることはハイリスクであることを念頭におかなければなりません。

それは、株価の上下動(ボラティリティ)が非常に大きいからです。

もう少し、詳しく言うと、業種(セクター)にもよりますが、

買い付けた後の評価損益の上下動が激しくて、心が落ち着かないのです。

買った後に、暴落が来ると

真っ先に高配当株の株価が大きく下がるため、保有株を見ると

損切りの選択肢が出てきてしまい焦ってしまうのです。

そこで、心が落ち着くところでは、3%〜4%程度が程よい緊張感となっています。

ゆう
ゆう

すでに3%〜4%の配当は高配当に当たります。

それ以上の配当利回りに関しては、

かなりのリスクがあると思って良いでしょう。

あまりにも利回りが高い株式もありますが、株価は下落しやすく配当金も不安定となることが多いため、

積極的な買いはあまりしない方が無難でしょう。

と言っても目が眩むこともありますので、そう言った高配当株に関しては、以下の記事も参考にしてみてください。

2.なぜ減配・無配の少ない(無い)企業であるか?

当たり前の話ですが、大前提に配当金を目的としているからです。

おそらく配当されるであろう配当金が、減配や無配となった時、株主はその株式を手放したくなるものです。

また、年ごとに配当金がバラバラであると、将来の資産形成の予測が立てづらくなります。

株主の思惑としては、安定的に配当金を出してくれる優良企業へ投資したいと思っているはずです。

つまり、株主還元がなされないと言うことは、株主に対して配当できる余裕がなくなっていると思ってしまうのです。

ここで、減配や無配を避ける言葉、株主の大好きな言葉があります。

それば、累進配当と言う言葉です。

累進配当(るいしんはいとう)とは、企業が継続的に配当を増やしていく方針のことを指す。具体的には、配当金を毎年少しずつ引き上げることを約束、または目指す配当政策。そのため、業績が好調であれば増配し、業績が悪化しても減配せずに前年同額の据え置き、可能であれば増配を続けることが目標とされている。

累進配当では基本的に「減配しない」という強いメッセージがあり、株主に安定感を与える点にあたる。

ゆう
ゆう

累進配当を掲げている企業は人気があります。

株主としても安定的な配当金を望んでいますしね。

3.なぜ自己資本比率を重視するか?

1. 財務の安定性

 財務の安定性はとても重要な要素です。借金に頼らずに自社のお金で事業を展開できるため、有事の変動や不況時でも持続的な運営がしやすいのが特徴です。自己資本比率が高いほど、企業は外部からの資金調達しなくても良くなり、経済的ショックに強いと見なされます。

2. 株主の利益保護

自己資本比率が低い企業は、負債が多く、業績が悪化した場合に債権者優先で資金が流出するリスクがあります。しかし、自己資本比率が高ければ、資金の余力が生まれるため株主に配当金を安定して支払いやすくなり、株主の利益が保護されやすい傾向にあるからです。

3. 持続可能な成長

自己資本比率が高い企業は、将来的な成長や投資を自社資本で賄える可能性が高く、無理のない成長が期待できます。新規事業や研究開発においても、外部からの資金調達に依存しすぎるリスクが少なく、持続的な成長と倒産のリスクが低くなると考えられています。

ゆう
ゆう

自己資本比率が高いほど安定した配当・企業の成長が期待できます。

累進配当で自己資本比率が高い企業が望ましいです。

具体的な銘柄紹介

8098 稲畑産業 (卸売業)

配当利回り;4.93%

自己資本比率;44.96%

配当金

【配当】配当金(円)
20年 3月33
20年 9月20
21年 3月43
21年 9月30
22年 3月80
22年 9月50
23年 3月65
※楽天証券アプリ四季報より

2022年2月には

1株あたりの配当額については、前年度実績を下限とし減配は行わず、継続的に増加させていく事を基本とする。(累進配当の継続)

と発表しており、2022年2月には一時700円近く高騰した銘柄です。

減配リスクがないことを考えると高配当銘柄としては安心できますね。

チャートは以下となります。

稲畑産業の株価推移の画像

現状価格としては高値圏かも知れませんが、徐々に下落してきています。

2000円以下になれば買いたいと思っていますが、2000円以下にならない場合もあるかも知れません。

買いチャンスを逃さないように、観察しています。

3817 SRAホールディングス (通信業)

配当利回り;4.77%

自己資本比率;62.91%

配当金

【配当】配当金(円)
20年 3月70
20年 9月40
21年 3月80
21年 9月40
22年 3月90
22年 9月40
23年 3月90〜95
※楽天証券アプリ四季報より

定時株主総会招集通知では、

中期経営計画においては、株主還元の更なる充実を図るため、「配当性向50%を目途に安定的な高配当」及び「株主資本の効率的活用指標であるROEを継続的に10%以上を確保」を目指しております。

ROEとは

「自己資本利益率」といい、企業が自己資本に対してどれだけ利益を出したのかを表す指標。ROEは利益の効率を表し、平均して10%以上で投資価値がある企業だと言われている。

補足で企業の借金は含まれていないため、ROEだけで見ると負債が大きいほど効率良く資金を使って利益を上げている様に見えてしまうのです。

  • 例)
  • A社:総資産100億円(負債80億円、自己資本20億円)、当期純利益5億円
    ROEは5億円÷20億円×100%=25%
  • B社:総資産100億円(負債20億円、自己資本80億円)、当期純利益5億円
    ROEは5億円÷80億円×100%=6.25%

負債が少ないB社のほうが、A社よりROEが低くなります。ROEだけ見ると、B社はA社に比べて投資価値が低いように見えてしまうのです。

としています。

チャートは以下です。

SRAホールディングスの株価の推移のグラフ

週足で見ても、直近の高値からは400円近く下がってきています。

2700円当たりがサポートラインとなりそうですが、下がれば更なる買いチャンスとなると思います。

8173 上新電機 (小売業)

配当利回り;4.02%

自己資本比率;45.37%

株主優待

3月…買物優待券(200円)

【保有株数】優待内容
100株以上11枚
500株以上60枚
2500株以上120枚
5000株以上180枚
※3月のみ 2000円以上の買い物につき2000円ごとに1枚利用可能、2年以上継続保有で5割増

9月…5000円相当の買物優待券(200円×25枚)

※2000円以上の買い物につき2000円ごとに1枚利用可能

配当金

【配当】配当金(円)
17年 3月16
18年 3月42
19年 3月50
20年 3月50
21年 3月75
22年 3月75
23年 3月75〜80
※楽天証券アプリ四季報より
上新電機の株価の推移のグラフ

業績の状況及び配当と内部留保のバランスに配慮しながら、安定した配当を継続することを基本的な考えとしております。

22年3月も75円と増配はなかったですが、安定的な配当が得られるのであれば、優待も含めて視野に入れて置きたい銘柄です。

上新をよく利用される方は、保有してもよい銘柄ではないでしょうか。

ゆう
ゆう

近所に上新があるので、気にしています。

意外と高配当であり、株主優待もありますので

底値に近いと判断したら買いに行きます。

まとめ

安定した高配当株式に投資するため必要なポイント3選をまとめます。

  • 配当利回りが3%〜4%である
  • 減配・無配の少ない(無い)企業であるということ
  • 自己資本比率が40%以上であること

上記に述べているように、

累進配当を掲げている企業で、配当利回りがそこそこ見込め、自己資本比率が高い銘柄選定をしていくことで、

安定的に高配当株式投資が可能となります。

配当金は完全なる不労所得ですので、コツコツと投資を続けていき

生活資金の足し、可能ならFIREを目指していきたいところですね。

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